器の旅 〜笠間〜


茨城県笠間市。江戸時代の中期、1772年に信楽から陶工を呼び、焼き物づくりが始まった。

東京から、常磐線のローカル線を乗り継いで、3時間弱。
特急を使えば2時間足らずでたどり着ける。
松戸、柏、取手、佐貫、牛久、土浦、友部、水戸...
かつて、徳川御三家のある水戸と江戸を結ぶ水戸街道を今は、常磐線が通っている。

地元の高校生やお爺さんお婆さんが乗り降りするのを見ながら、のんびりと笠間まで旅をする。茨城を満喫できます。

笠間駅を降りて、レンタサイクルで自転車を借りました。
気温35度の炎天下を爆走。

笠間には、北大路魯山人がかつて北鎌倉で使っていたアトリエが移築されています。
春風萬里荘。

建物の中は、風が通り抜けとても涼しい。
木々の緑が畳に映り、幻想的な緑の空間が広がっていました。



魯山人がタイルを焼いたという五右衛門風呂もありました。
なぜか、風呂1つとっても味があるのです。



魯山人のお皿も展示されていました。
作風がとにかく大胆にして、味がある。




茨城県陶芸美術館。
人間国宝の作品が作品が充実していて痺れました。






富本憲吉の作品。とにかく陶芸が好きな人は一度は来るべき場所です。




美術館の近くには、焼き物を売るショップが集まっているエリアがあります。
ギャラリー門で、笠間の陶芸家の作品を物色。

最初に見た作品の風合いが素晴らしいと思い、額賀章夫さんの作品を買うことができました。今ではCasa BRUTUSの常連とも言える人気の陶芸家さんです。
際限なく器を買ってしまいそうで、危険な場所でした。。。



今では使われなくなった登り窯。
窯元が今も軒を連ねています。




笠間と言えば、笠間稲荷神社が有名だそうです。
真夏の炎天下、訪れる人も少なかったのですが、いい雰囲気の場所でした。
神社の目の前に、松緑の醸造元の酒蔵がありました。
甘酒ソフトクリームがおいしかった!

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