器の旅 〜景徳鎮②〜
宋から清の時代までの窯跡が残された地域一帯が歴史地区として、博物館になっている。
とにかく広いけれど、窯だらけで萌える。
宋の時代は、登り窯だった。
明の時代になると、単式の窯になる。
清の時代には、窯も同じ建物の中に並べて配置されている。
とにかく雰囲気がいい。
さすがAAAAA歴史景観地区だ。とにかく手入れが行き届いている。
建物の中には、工房もある。
現在も「国家級非物質文化遺産」の方々が器をつくっている。
磁器を売っているお店もたくさんある。
小さいお猪口を買ったけど、値段が1個50元。850円ぐらいなので、有田などに比べると1/3〜1/4の価格だ。高い器もあるけれど、めちゃくちゃ高級というわけではない。
原料のカオリン。長石だ。
景徳鎮がここまで有名になったのは、良質なカオリンが周囲の山で採れたからだ。
白さこそが特長で、この白を活かした青の染付で世界的に大ブレイクした。
かつて、景徳鎮に御用窯が開かれた宋の時代には、青磁が流行しており、景徳鎮はそれほど人気があったわけではないという。白ではお茶の色が映えないという理由だったようだ。宋の時代には、建窯で曜変天目などの黒茶碗が焼かれていたように、緑のお茶が映えるようなものが好まれたのだ。
当時、白は葬儀を意味する色だったため、祭事用として景徳鎮は用いられた。
その後、明の時代に、白を活かした青絵付けの技法を生み出すことになる。
長い歴史の中で、ずっと焼き物をつくり続けてきた街、景徳鎮。
思った以上に充実していた。
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